意識障害とは、意識の状態が通常よりも低下している状態を指します。

1. 昏睡（こんすい）:完全に意識がなく、外部からの刺激に反応しない状態です。眠りとは異なり、昏睡では覚醒できない状態が続きます。
2. 意識の混濁:意識がある程度あるが、周囲の状況や自分の状態を十分に認識できない状態です。言葉の理解や適切な反応が難しくなります。
3. 意識の消失:瞬間的に意識が失われる状態であり、気絶や失神、てんかん発作といった状態が該当します。一時的な意識の喪失が起こりますが、意識が回復することが一般的です。

意識障害の原因

• 頭部外傷:頭部への外傷や衝撃がある場合
• 脳血管障害:脳卒中や脳出血などの脳血管障害
• 代謝異常:低血糖や高血糖、脱水などの代謝異常
• 薬物やアルコールの影響:過剰な薬物摂取やアルコールの摂取
• 神経変性疾患:アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患

意識障害は、早期に原因を特定し適切な治療を行うことが重要であり、状況判断を見誤らない事が必要です。心配であったら迷わず救急要請をして下さい。