予防接種
ワクチンで防げる病気を「VPD」と呼びます。
- Vaccine("ヴァクシーン")= ワクチン
- Preventable("プリヴェンタブル")= 防げる
- Diseases("ディジージズ")= 病気
つまり、VPDとは「ワクチンで防げる病気」のこと。
今も日本では、子どもも大人も毎年多くの人がこれらのワクチンで予防できるはずの病気(VPD)に感染し、後遺症を持ったり、死亡したりしています。
「ワクチンさえ接種していれば、こんなことにはならなったのに・・・」という事が少なくありません。感染すると今でも治療が難しく、命にかかわる病気だからこそ、ワクチンが作られました。VPDはワクチンで防げる病気です。
当院で接種可能な予防接種は以下の通りです。
- ロタウイルスワクチン(経口)
- B型肝炎ウイルスワクチン
- ヒブワクチン
- 小児用肺炎球菌ワクチン
- 四種混合ワクチン(DPT-IPV)(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)
- BCGワクチン
- 水ぼうそうワクチン(水痘ワクチン)
- MRワクチン(麻しん風しんワクチン)
当院の予防接種の特徴
当院では、「予防接種を成功体験につなげる」ことを心がけています。
だんだん理解力が発達してくるので、注射は痛いこと、痛いことは嫌、という考えが出てきます。どうして予防接種をしないといけないのか、というところを説明しても、「注射は嫌!」ということに勝って理解するというところまでは難しいものです。
予防接種の流れは、
① 聴診・・・おなかとせなかの“もしもし“
② 喉のチェック・・・お口をあーん
③ 予防接種・・・ちっくん
となります。
①と②は痛くないので、最初は痛いことはしない、ということを保証してあげます。②が終わったら時間をおかず、すぐにちっくんができる体制でしっかりおさえます。危なくないように、看護師もお手伝いいたします。そして③まで時間をかけずにサッと終わらせます。
このように、恐怖の時間を減らすことがポイントです。「心の準備」は要りません。そうすることで、「がんばったね」と褒めてもらう時間がしっかり取れるのです。
そして、どんなに泣いて叫んでいたとしても、最終的にちっくんが頑張れたことをしっかり労ってください。失敗体験にするか成功体験にするのかは大人の声かけで決まります。
親御さんのご協力が必要となりますので、是非ともよろしくお願いいたします。
また、当院ではがんばったお子さんに「ご褒美」の用意もしております!